2008-05-13

2007〜2008北海道車中泊覚え書き

車はタイヤをスタッドレスに変えたスバルサンバー。
フェリーチケットが取れなかった為、年末の東北道をひたすら北へ。
風邪の強い高速道路では、サンバーが尋常ではない揺れ方をして怖い。

八戸道の辺りからペース車が出てノロノロ進む。
道はアイスバーン。

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八戸港でフェリー待ちの仮眠。
外気温-4℃、車内-3℃。
装備は発熱系アンダーウェア上下に冬期バイク用ズボン(HYODO製)、
厚手のセーター+モンベルインナーダウン。
車の窓に吸盤式遮光カーテン。
寝床は段ボールの上にWILD ONEオリジナルエアマット。
シュラフはナンガ社製オーロラ900DX。
これで快眠。
顔は冷たかったが。

未開封のペットボトルの水は、空けたとたんに上から凍り出す。
開封済みのペットボトルは、注いでいるそばからシャーベットに。
シュラフから出るのが辛い。
素早くエンジンをかけてまたシュラフに潜り込む。

2日目は十勝岳の麓の路側帯で一泊。
紅白を聞きながらガスストーブ(冬期用)で焼き物、乾杯。
外気温-10℃、車内-9℃。
窓を開けようとするが、凍り付いて動かず。積雪は15cm程。

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翌朝、十勝岳温泉「凌雲閣」は風呂の設備が故障で入れず、
「カミホロ荘」でザブーン。加温・無臭・透明。
入浴中のおっさんの会話、「バカでも金持ってる奴は偉く見える」で初笑い。

上富良野の街のホームセンターで解氷スプレーと長靴を購入。
冬期用のウォッシャー液でないと朝には凍り、
車内が暖まっても走行中は出したとたんに凍り付く。
余市の道の駅が今夜の寝床。コンビニ弁当。車内気温-3℃。風と雪。

朝-1℃。コーヒーを煎れて積丹半島へ。

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神威岬へ続く足跡。戻った形跡無し。

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ニセコの五色温泉は硫黄臭・湯の華・露天風呂ありで500円。ホンモノ。
北海道最後の夜は森町の道の駅You遊もりで。車内-1℃。

濁川温泉は神泉館で朝風呂。

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朝食は森駅で駅弁の「いかめし」。470円。
フェリーの予約を取りに函館に着いたのはちょうど昼。
8時間後の夜便を予約。
駅前の観光市場でホタテを肴にポン酒を一杯やって、3色丼。
思い出作りにルースターズとボボタウのCD購入。
湯の川温泉の湯っ多里でザブーン。加温なしのかけ流し。地元の人の会話。

夜中の2時、青森到着。雪降る夜の街は静かすぎた。
103号線沿いの「まるき」でラーメン。うまい。

八甲田方面へ向かい、通行止め脇ゲート脇の空き地で就寝。AM3:30。-4℃。

朝起きると、車のまわりに数人の人。エンジンスタートで去る。
酢ヶ湯温泉へ。乳白色の湯と硫黄臭、混浴。

冬期閉鎖の国道多し。394号を黒石市方面へ。吹雪。

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温湯温泉で2湯目。
こじんまりとした温泉街。共同浴場鶴の湯は180円。熱め・適温の2種類。
フランス語のような津軽弁。

焼きそばで有名らしい黒石市内の大正初期創業と信頼できそうな「すごう食堂」で昼飯。
平太麺で具は野菜のみ。素朴な味。

時間はまだある。102号を十和田湖に抜けようと走るが、途中で冬期閉鎖。
ほんじゃぁと、温川温泉で3湯目。

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混浴露天風呂は一人貸し切り状態。羽毛ほどの湯の華。渓流沿いのロケーション。

気ままな無計画旅は雪とともに消えた。
帰り道は日常へ。


6日間の総走行距離約2,600km
燃費10~13km/l