2012-04-03

4月なのに寒い

Ncm_0181


Ncm_0182


Ncm_0183

東京の桜が開花し、庭の沈丁花が甘い香りを漂わせてきた。
山はまだ寒いだろうがガマンできん。
6ftと7.6ftのロッドを選び、行き先は走りながら決めることにして朝6時に中央道に。
なんとなく上野原で降りて西原方面に行くと、平日だというのに鶴川沿いで数人釣り支度中。
泉水谷まで行くか。
山の道路脇にチラホラと残雪。
泉水谷入り口では気温1℃。これはアカンかなぁ。
手がかじかみながらドライフライを流すが、まったく釣れる気がしない。
不毛な作業を繰り返していると、釣り人が降りてきた・・・。

早々に切り上げて鶴川まで下り、里川でのんびり釣ることにした。
先行者がいたけど、2時間以上経っているので大丈夫だろう。
しかし期待の集落周辺ではアタリが2回で、ちいさな山女を1匹釣り上げたのみ。
一番のポイントでは鴨のカップルが尻をふりふり遊泳中で台無し。
追い散らすと前へ前へと飛んでいって釣りにならん。
自分勝手と諌めつつも軽い殺意が。
ついに集落と谷の境まで来てしまった。
先は昼でも薄暗く、この気温では期待は薄そう。
まぁ様子見と割り切って進む。
水位のある流れの緩い場所に不用意に近づくと魚が走った。
お。いるじゃん。
しかし、TFOの6ftでは魚に気取られない距離からのキャスティングが難しい。
カーボンショートロッドの固さに慣れなくて力むのか、
細い2番ラインのためか、
無理に飛ばすとフライとラインが同じようなポイントに着水する。
狭いとこなら撓るグラスのほうが飛ばしやすいのかなぁ。
そんなこんなでフライを追ってはくるが、
見切られっぱなしで一つ目の滝まで来た。
左から登るとすぐ淵があり、二匹定位している。
屈んでロッドを振ったとたんに逃げられた。
シビア・・・。
2つめの滝を越しても魚影はあったが、すでに4時。
そろそろ脱渓しないと。
この先は巨大堰堤で巻けないので、ロッドを咥えて杉の急斜面をよじ登る。
フェルトシューズで落ち葉はたいへん滑る。慎重に慎重に。
道路に出るとへたり込んで一服。
あー。くたびれ損。