先日の釣行で活躍したHケン氏の無印ミニベロ号の整備をしました。
フレームはクロモリフレームにリアディレイラーがTIAGRA(8速)、451の20インチタイヤと「へぇー」というスペック。
所有者はHケン嫁であります。
釣行後から前輪の空気が抜けるとのことで、この際まとめてバラしてみることになったわけですが、予想通りペダルもBBも固着していてタイヘンでした。
ペダルを外してみると回転するというよりゴリゴリと止まる、といった感じ。
バラして洗浄・グリスアップです。
構造はF20Rの純正とほぼ同じ。
球当たり調整でスムーズに回転するようになりましたが、素人レベルではガタがでることとスムーズな回転の微妙な調整が難しい・・・。
そもそも安価なペダルでゴリ感・ガタつきのない調整なんてできるんでしょうか。
最後はこんなもんだろうの妥協で手打ち。
さてBB交換です。
左わんは緩みましたが、BB本体がうんともすんともいいません。
作業前の下調べでコチラのサイトを参考にワイヤーガイドのボルトを外しています。
なんとワイヤーガイドボルトが長くて、BBに若干食い込んでいるんだとか。
しかし、ボルトを外しても動く気配がありません。
逆ネジ・正ネジを何度も確認して、逆ネジのはずなんですが・・・。
左わんから外して右側という手順も間違いないはず。
自転車を逆さにして、ワイヤーガイドのネジ穴からCRCを噴いてしばらく放置。
その間にチェーンを灯油洗浄〜注油。
そろそろCRC効果を期待して、モンキーレンチより長いメガネレンチに変えてBB工具を渾身の力で体重をかけてみると、「キンッ」というような達成感のある音とともに緩みました。
諦めかけていただけに素直に嬉しい。
交換したBBはシマノ製サイズ68・110。
左わんが樹脂製の安価なブツです。
近所の店にはこれしか在庫がありませんでした。
取り付けは右側から。
外した左わんが金属製だったので再利用したらクランクが回りません・・・。
両側とも手で回るところまで組み込んで締め込みは工具をつかったのですが、どうもクランクの中心がずれたようです。
こんなことあるのかぁ。
またバラして念の為に付属の樹脂製わんに換えると無事回転。
予定時間を遥かにオーバーしてます。
次はタイヤチューブ交換。
サイズは20インチ・1 1/8・451。
しかしここでもトラブルが・・・。
英式から仏式バルブのチューブに替えるのですが、英式バルブリム用の仏式スペーサーを買い忘れてました。
各店電話しても在庫無し。
パンク防止の確信がないので詳細は伏せますが、怪しい自作スペーサーで代替え。
リムテープも替えタイヤをはめて空気を入れてみると、バルブ付近のタイヤがリムから外れてきました。
チューブバルブ付近は補強のためか厚みがあるのですが、この部分の横幅が広くてタイヤのビードに引っ掛かっているようです。
バルブを押し込みつつ慎重にタイヤの中にチューブを入れて解決。
諸々心配なので指定空気圧より低めにして様子見とします。
(後日スペーサー購入を勧めました)
昼から夜の9時過ぎまでの作業もディレイラー調整で終了。
やれやれ。