2012-10-01

秋の渓

























先週の飛騨で体感したので、今回はウェーダー着用で禁漁直前の金峰山川へ。
寒い朝イチよりも昼過ぎ〜夕方の反応が多いが、出が速くてアワセが難しい。
遊んでいるというより、遊ばれてる感じ。
それでも8.6ftの竿をストレスなく振れて苔のない岩場は滑ることもなく、透明度の高い流れは気分がいい。開けた渓は明るい気分になる。釣れなくても。

いくつも堰堤を越え、ポイントごとに期待を込めて4〜5回毛針を流す。通い慣れた渓だと歩も速い。ヒュンヒュンと半日同じことの繰り返し。
遡行が楽な川なので結構な距離を歩く。キャンプ場から入渓点までついて来た嫁が、携帯電話の万歩計で5,000歩だったと言っていたから、一歩60cmとして3km。
起伏のある渓流はもっと距離が出るだろう。徹夜で来るんでイブニングの頃には疲れがピーク。
焚き火と酒をまったり楽しむと9時くらいには思考停止で、気を失うように就寝。

翌日は目玉焼き・ボイルしたソーセージにクロワッサンとコーヒーの朝食。
ダラダラ撤収して、昼から釣り始める。
台風の雲が見えてくると反応が良くなった。
ポツポツと雨が降り始め、脱渓を決めた最後のキャスティング。緩い流れからす〜っと浮き上がってゆっくり毛針を咥え、反転した岩魚に軽く合わせる。イメージ通り。いいサイズ。来年もっと大きくなってね。
雨でこれから釣果が上がりそうだけど、いい思いのまま14時に納竿。
今年もありがとう。

帰りに茶色い掛け流しの湯「増富温泉」でひとっ風呂。