溜まったポイントで、買っちゃいました。
自分のアウトドアスタイルでは、焼く・煮るは焚き火(炭火)調理がほとんど。
なので、このテのストーブ(コンロ or バーナー)ではお湯を沸かすのがメインです。
厳冬期の高所に行くことがないので、
一番使い勝手が良くて軽いのはガスってことはわかってるんですが・・・。
カートリッジの残量が中途半端だと予備を持つことになる上、ゴミも増えます。
その点、ガソリンストーブだと燃料を都度満タンにできるし、
ちょっとくらい重くても(550g+ガソリン180g)日帰り釣行や車・バイクでなら123Rもありかな、と。
ま、あーだこーだと合理的に考えたふりして購入理由にしただけで、
100年ほとんど変わらない真鍮製デザインに物欲を抑えられなかったわけです。
大きさは500GのOD缶より少し小さいくらい。
このピカピカな真鍮が経年変化で黒ずんでくるのがいいんです。
現地で手間取らないように、自宅軒先で火入れのテストしときます。
燃料は単価は高いけどススの少ないホワイトガソリン。
タンク容量は取扱説明書によると0.18リットル。
ガソリンがタンクの2/3を越えると、
燃焼時に内圧が上がりすぎて注油キャップの安全弁が解放され火だるまになるとのこと。
ガソリンストーブの敷居の高さに少々緊張しつつ、
規定量より少なめに給油。
プレヒート用にスポイトでガソリンを吸い上げ、
給油キャップを閉めたら本体中央の窪みとバーナー部分に垂らしてたら風防を装着。
(説明書には点火してから風防を装着しろとありますが、
火が上がっているところにかぶせるのは危なそうなので)
火力調整コックが閉まっていることを確認したら点火します。
プレヒートの火が消えそうになったら調整キーを少しだけ開くと、
バーナからガソリンが気化したシュシュシュという音とともに引火。
シュゴシュゴシュゴと断続的な音から、
火力が安定するとシュゴーというかゴーーーッというか、
威勢のいい音に変わります。
住宅地だと気がひけるくらいの燃焼音。
調整キーを最大解放(反時計回り)するとクリーニング用ノズルが出て火力が弱まるので、
火力を見て調整。
昼間だと火がよく見えませんが激しい燃焼音のため、お湯が沸くのも早く感じます。
感覚的にはガスと変わらない。
規定のガソリン量で1時間程度の燃焼とのこと。
燃焼中は調整キーがかなり熱くなります。
軍手で操作するか外しておくかの対策が必要ですね。
消化後は本体が冷めるまで時間がかかるので、
すぐに収納できません。
この一連の操作が面倒くさいと感じるか、
道具を使う悦びと感じるか。
頑張ってのんびりいきます。
ソロクッカー テラはカタログ値600ml。
メモリは400mlまで。
アルマイト処理をしたアルミ製で、
断熱加工されたハンドルは長くて持ちやすい。
コーヒードリップでちょろちょろとお湯を垂らせると期待した、注ぎ口の加工。
結果は注ぎ口から側面に沿って流れ落ちるという全くの期待外れ。
繊細な注ぎ方はできませんでした。
サイズ的には123Rより若干大きいくらいで、
テラの中に123Rはスタッキングでません。
(そもそもクッカーに収納するとガソリン臭くならないんだろうか?)
クッカーの中にはミルなどコーヒー用具を入れます。
点火に便利なSOTOのスライドマッチ。
トーチは燃やすというより焼くような火力なので、
炎の出るこちらにしました。
先が長いほうがより安全に点火できます。
黒いラベルの脇にある縦長の窓でガスの残量が確認できて、
カセットコンロ用ガス缶(CB缶)で補填できるので経済的。
出かけるたびに燃料満タンにできることで、楽に使うことをあきらめたストーブ選び。
いろいろ面倒くさいけど、
今期の釣行はこのセットで、ゆるーく楽しみます。
25年も前のこと。
オーストラリアをバイクで放浪した友人が使っていたのがOPTIMUS 8R(通称 弁当箱)。
バイクタンクから燃料補給できていいけど、
プレヒートの盛大な炎を見て「使うことはないな」と思っていたのに、
趣味嗜好って変わるもんです。
123Rの取扱説明書