恒例となりました、師匠との釣り合宿。
今年は岐阜の某山に流れる清流です。
883Rにキャンプ道具とフライロッドをくくりつけて、夜中の12時半に東京を出発。
シルバーウィークでもこの時間の高速道路はガラガラですが、諏訪を過ぎた頃から霧雨が・・・。
冬用のバイクウェアでも寒い! 堪らず休憩。
トラックだらけの駐車場をぼーっと眺めながら、コーヒーを飲んで暖をとります。
規模の小さい深夜のSAって、なんか好き。寂しいんだけどね。
待ち合わせ時間が迫ってきたんで、あまりのんびりしてられません。
寒さで体がこわばっているし、カーブが多くて明かりの少ない夜の中央道。
おまけに徹夜です。こんな時はいいペースの車に付いて巡行。
空が白くなってきた5時過ぎ。15分遅れで師匠と合流できました。
これから釣りなのに、すでに体力消耗。
しかもウェットウェーディングです。
だけど、こんな渓相をみたらね。
疲れも寒さもどこへやら。
魚の居付く岩に、ちょうどいい流れ。
釣れない気がしません。
イワナが飛び出しそうなヤブ沢や・・・
アマゴが流心から跳ねそうな開けた流れ。
入渓してすぐに、派手な朱点のアマゴが勢い良くパラシュートを咥えました。
師匠もイワナをかけて幸先いいスタートのはずが、あとが続きません。
小さい反応ばかり。
堰堤下も無反応。
水温12〜13度なので、活性があってもおかしくないのに。
下流に移動すると、釣れるのは5〜10cmのおチビちゃんばかり。
二人で塩焼き2匹と骨酒用1匹キープできればいいのに・・・。
そんなささやかな望みも夕暮れとともに潰えました。
遠き 山に 陽が落ちて・・・
手に豆を作りながら「次のポイントからは」と10時間ロッドを振って、二人で2匹。
こんなはずじゃなかった。
翌日も釣れるのはチビばかり。(10匹は越えました)
イワナをかけたのにラインが枝に絡まってバレたのと、師匠が尺を1匹バラしたのがピークでした。
まぁ、こんな時もあらぁね。
釣友と一緒に秋の風と満天の星を眺められただけでもね。
また来年!