2015-11-24
お守りは熊鈴
出費の少ない禁漁中に熊鈴を新調しました。
左が初めて買った鈴。ガラガラと騒々しいし、なにより安かった。
でも、一般的な登山道ならまだしも、沢音のする渓流釣りには音が小さく感じます。
それで中央のモンベル製真鍮ベルに。
こちらは音量に個体差があるようで、店内で幾つか鳴らして一番音が大きく感じたものを買ったのですが・・・。
やっぱり沢では頼りなかった。
いい音色なんですけどね。
やっぱり、4〜5千円は出さないと希望の音量は出ないと判断。
師匠がつけている2連のトロイカタイプが騒々しくて頼り甲斐のありそうな音量なんですが、大きくて重いのがネック。
そこで、「熊鈴 最強」の検索ワードでトップに表示される『ブラスワン』謹製のガーディアンを購入しました。全て込みで5,498円。
こちらはベル式でコンパクトかと思いきや・・・。
iPhoneの横幅と同じくらいの高さ。(写真中央)
口径が55mm・高さ58mmで重さは約110g。実際に手にしてみるとけっこうな大きさと重量感。
大きな音を出すには仕方ないですね。
同モデルでは振り子がワイヤータイプと、真鍮削り出しのソリッドタイプの2種類があります。
水に濡れることが多い渓流釣りなので、メンテフリーでトラブルが少なそうなソリッドタイプにしました。
また、吊り具もレザーとカラビナから選べます。
ボタン留めのレザーは藪漕ぎで外れる心配があるので、ロック機構付きのカラビナに。
できるだけベル部分になにも接触しないようにウェストバッグに取り付けます。
ホントはブラブラさせないほうが鳴りやすいハズなんですが、現状でこれ以上よさげな場所・取り付け方が思いつかず・・・。
肝心の音量はというと、渓流釣りの方へとの謳い文句からの期待通り、住宅街では気がひけるくらい大きな音がします。
それでも沢音にかき消されることは避けられないでしょうね。
なので鈴に頼りっきりじゃなく、両岸の切り立った見通しの悪いところでは笛を吹いたり、入渓時に嫌な予感がする時は爆竹を鳴らしたりしてます。
今まで熊に出会ったのは1度きり。
鈴着用で二人で話しながら林道を下っていた時です。
100mほど下で伐採作業のチェーンソウの音がけたたましく鳴っていたにもかかわらず、小熊が木の上で食事中。木の根元に母熊というシチュエーション。
ほんの数メートル先で母熊のフグーフグーと唸りながらガードレールを叩いての威嚇にびびりました。
小熊が木から飛び降りて親子ともに立ち去ってくれたので助かりましたが、作業現場からこんなに近くで出没するなら、鈴なんてお守り程度かなとも思います。
ベテランの方は複数の鈴をぶらさげたり、蚊取り線香をつけたりと工夫されているようです。
ボクは喫煙者なので、風上ならタバコの効果もあるのかも。
沢では釣りに集中しているんでそれほどではないけど、帰り道で不安になるときに大きな音のする鈴があるだけでも多少は平常心を保てます。
見通しの悪い曲がり角は気をつけて...。臆病なくらいがちょうどいい?