2015-12-18

2015年12月 桂米福の会


年末恒例となりました『桂米福の会』。
師走の上野広小路亭で落語を楽しんできました。




一席目は『てれすこ』、二席目は『鼠穴』。
どちらも人情噺、でしょうかね。
大笑いするんじゃなく、じんわりと笑顔になる内容。
米福さんの滑舌のいい話っぷりと動き・表情で、師走の寒さを忘れてしみじみ暖かい気分になれました。

先日、NHKのラジオ深夜便をウトウトしながら聴いていると、米福さんの落語が流れてきました。
もちろんラジオでもお噺に引き込まれるんですが、やっぱり生の寄席とは違いますね。
なにしろ落語に入る前の『まくら』(導入の小噺)が面白い。
テレビ・ラジオなどのメディアでは流れない(流せない?)内容だったりするんで、その場限りの笑いがあります。
米福さんの優しくユーモアのあるまくらで思わず笑ってしまうのは、そのお人柄なんでしょう。
1,500円(前売り)で笑いも人情もジワジワ沁みてくるひとときでした。