待ちに待った渓流釣りシーズン。
今季初釣行は、日帰りとあって近場の「沢割り」の渓へ。
早朝から行ってもドライフライには反応しないだろうと、現地に着いたのは11時近く。
すでに沢割りのホワイトボードにはたくさんのマーキングが・・・。
空いている一番近くの沢でも片道50分。
この時間から1時間ほどの林道歩きか・・・。
しかも、入ったことのない沢。仕方ない。
2〜3時間ロッドを振って暗くなる前に戻ってこよう。
さすがに3月初旬はウェーダーを履いているのですが、靴との組み合わせが悪いのか、歩き出してすぐに足痛。
しかも、思ったほど寒くなくて、現地に着いたら全身汗だくでヘトヘト。
それでも、入渓点の小さな溜まりにいくつもの魚影を見つけてやる気が出てきます。
それにしても水が少ない。
でも、こんな場所に#12の黒いパラシュートを浮かべると、すーっと魚影が近づきました。
一発目であっさり24cmのヤマメがフッキング。
この時期だからドライフライで釣れなくても沢に立てるだけでいいと思っていたのに、幸先いいスタートです。
その後もシーズン初の「勘」を取り戻すまでもなく、ヤマメのポイントからポンポン釣れます。
しばらく釣り上ると、てっぺんがよく見えないほどの壁が。
ちょろちょろと水が流れ落ちていて、一応、滝です。
これは越せないので、巻けるところを探してみると、写真には写ってませんが右側になんとかなりそうなルートが。
それでも見上げるような斜度ですが、ラバーシューズだしいけるだろうと取り付きます。
これが予想以上にキツかった。
1m登っては休んで手掛かり・足掛りを確かめてよじ登ること30分。
ロッドを持ったままでは上がれず、大変な目にあいました。
(帰り道に歩いて登れる巻道を見つけました・・・)
登り切る直前にパチリ。
あまり大変さが伝わらないのが残念です・・・。
クタクタになって登り切ると取水口があり、その川岸にへたり込んで昼飯。
久しぶりの山コーヒーはアルコールストーブで。
この一杯を飲みたくて来てるといっても過言ではありません。
沢の音を聞きながらのコーヒーはやっぱり美味いなぁ。
ちなみに、NIKONのコンデジは最近衝動買いした中古のP300。
今回はO-M5と併用です。
189g(実測184g)と軽くてF1.8と明るいレンズで画質もそこそこ。
開放で露出オーバー気味なのとRAW保存未対応なのが気になりますが、すべての操作が片手でできることと、起動も早く手軽なので今回の釣行はほとんどコレで撮影しました。
2011年発売ですが、ブログ用の「記録」だけなら十分な性能だと思います。
もうひとつの新投入グッズ、パタゴニアのベスト・フロント・スリング。
コンデジは胸ポケットに入るので、さっき登った斜面でも片手ですべて作業ができました。
ティペット・リーダー・フライなどもフロント側ですべて収まるので使い勝手は非常にいいです。
キャスティングの邪魔にもなりません。
ただ、あまり重いものを背負っての山歩きだと、右肩が凝ります。
今回のように沢までのアプローチに1時間かかり、釣りも合わせてトータル7時間というシチュエーションには向いていないかも。
今回の荷物総重量をざっと計算したら、ベスト・フロント・スリング含め約3.5kg。
一番重いのはやっぱりE-M5なんですよね。
クルッと回してメイン荷室からE-M5を取り出せるのがメリットだったはずが、このままコンデジメインとなってしまうと・・・。E-M5を諦めれば560gの軽量化になるのが悩ましいところ。
最後に、熊鈴のガーディアン(ソリッドクラッパー式)。102g。
最強と噂されるだけあって自宅で鳴らすのをためらうくらいの大音量。
実際に沢でぶら下げていると、普通の流れならうるさいほど。
登山道だと大袈裟な感じがしますが、今日は1日誰も入っていない(はず)の沢だったので、帰りの林道歩きも安心感があります。
と、収納からもろもろ変更したので、課題の残る釣行となりました。
昼食後も20cm前後のヤマメが釣れ続け、脱渓の3時半までに軽く「つ抜け」と出だし絶好調のシーズン開幕。
ようやく新年スタートです。