2016-05-24

釣リーング キャンプ 山梨〜静岡


お仕事仲間とのキャンプツーリングで静岡の島田市まで883Rを走らせました。
現地集合・現地解散の気楽さで、途中の山梨の某渓でロッドを振ります。




初めて行く川の選定って難しいのですが、今はGoogleMapのストリートビュー・航空写真である程度のアタリをつけられます。
出発前夜、地図と格闘すること約3時間。
これは・・・!? という渓を見つけました。



いくつか小さな堰堤がある上流部。バイクを降りて簡単に渓に降りることができるロケーション。
水もきれいで落ち込み・淵とバリエーション豊富な渓相です。

気持ちが急くのを抑えつつ流れの脇に立つと、魚影が定位しているのが見えました。
一投目から白いパラシュートに反応があり、期待通りの展開です。
しかし、大きな岩を乗り越えるとき、「ベリッ」という音とともにマジックテープで付けていた胸のフライボックスが剥がれ流れの中に・・・。
岩に取り付いているためとっさの行動ができず、あっという間に見えなくなってしまいました。
しばし呆然。
手持ちは結んでいるフライたった1つ。

気を取り直して慎重にキャスティングしますが、15分後にロスト・・・。
ロッドのセッティングも合わせると、渓に立てたのはほんの30分。
諦めきれず、バイクにまたがり最寄りの街まで50km走り、上州屋へ。
「フライ用品は扱ってないねー。ここらへんの釣具屋じゃないよ」と絶望的な言葉。
それでも近くのタックルベリーに望みを託すと、ありました。
ドライフライが5つとリーダーがセットになった入門用を在庫分2つ買い、計10個。
フラフィッシャーの店員さんも、「ここらじゃフライの扱いはないですよ」とのこと。
マイノリティな釣りなので、仕方ないですね。

キャンプ場での集合時間が迫っていたので、明日へ希望をつなぎます。




テン場は「童子沢(わっぱさわ)親水公園」。
予約をして金谷体育センターで手続きすると無料で泊まれます。
駐車場から少し歩くのが面倒ですが、タダですから。



若干の二日酔いで明けた翌朝。
バイクでひとっ走りしてリベンジです。
入渓したのは集落手前の中流域。
道路脇ですが、こちらも岩の点在する素晴らしい渓相です。
開けていてキャスティングしやすいけれど、ドライでの反応がありません。
試しに無理やり沈ませてみると、追ってくる魚が見えました。
しかしフッキングに至らず。




やっぱり上流域ですね。
これより上に集落がないためか、水もさらに綺麗です。



堰堤下で22〜23cmくらいのアマゴを2匹。
ここはイワナ・アマゴの混成だそうですが、このあと2匹追加するもすべてアマゴでした。
綺麗な魚体をリリースすると、もういいかなという気分に。
フライボックスを無くしてドタバタした釣行になったけれど、最後は帳尻合わせができたような。

帰宅後、近くの集落で木の伐採をしていた男性が熊に襲われたニュースを聞きました。
くわばらくわばら・・・。