2016-09-02

南アルプスの玄関口でFF


いつか行ってみたかった南アルプスの川。
東京からとんでもなく遠いわけでもないのに行かなかったのは、
マイカー規制でバスか乗合タクシーに乗るのが面倒だったから。




事前に情報収集したところ、バスより乗合タクシーの方が速い上に、揺れが少なくて快適とのこと。
午前9時、芦安温泉の市営駐車場にバイクを停めて発車を待つ。
平日のこんな時間なのに9人乗りのタクシーに7人(3人は釣り客)乗り込んで出発。片道1,200円。

かなり細くて崖っぷちな道を約50分。
標高1,500mの憧れの川に着きました。
インフォメーションセンターで釣り券を買って、つり橋を渡ると・・・。



ポイントの多そうな岩の川。
フライフィッシングにはちょうどいい水量です。
左にオレンジのテントが見えるところがフリーサイトのキャンプ場。



キャンプ場の奥に山荘。
これは便利です。

美しい川を目の前にはやる気持ちを抑えつつ、ロッドに大きめのカディスを結んで釣り開始。
イワナの居着きそうなところを流す・叩くけど無反応。
山荘が見えなくなる場所まで釣り上ると、釣り人が川通しで戻ってきました。
なるほど、先行者いましたか。
今日は日帰り・様子見なので、タクシーの時間まで進んでみます。

先行者は単独だったので、対岸なら可能性があるかもと右岸に移動するとアタリが出始めました。



待望の一尾は22cm。(ピンボケ・・・)
いまだにニッコウイワナ・ヤマトイワナの違いがわかりません。
黄色い腹に白いラインの入ったヒレ、体側にオレンジ色の斑点がありました。
その後釣れた20cm・25cmともに同じ魚体。
オス・メスの区別もつきませんが、お腹が柔らかいのはこの時期だからでしょうか。
卵を抱えてそうなので、そっと流れに戻しました。



石積みの堰堤が現れました。
かなりの大きさです。
記憶が曖昧ですが、4段あったかな。
ここでもいいサイズを2匹釣り上げ、午後2時過ぎ。
釣果もあったし、そろそろ脱渓してもいい時間です。
堰堤があるなら林道が近いかもしれない。
iPhoneのオフライン地図「MapFan」で確認すると、上流を見て右岸に林道があります。



登りが比較的容易な石積み堰堤の上に出てみると、ありがちな浅瀬。
ここを渡って上を見上げると、なにやら青い人工物が見えました。
斜度も距離もたいしたことなく、楽な脱渓。
初めての川の脱渓も、GPSで位置確認ができるスマホがあると緊張感が和らぎますね。
時間が早かったのも良かった。

思いつきで面倒くささを吹っ切った超メジャー河川の初釣行。
下流からの風でキャスティングが難しい一日となりましたが、メジャー河川でこの釣果はまぁまぁ。
核心部はバスを乗り換えてさらに奥。プラス山歩きが必要ですが、面倒臭い。
次にハードルを越えるのはいつのことやら・・・。