2014-09-21

秋の山釣りでリズム調整


師匠のいない禁漁間近の恒例合宿。
片道5時間以上の行程では期待に胸を膨らませておりましたが・・・。




秋晴れの快晴。気温は10度越してそうです。

13時過ぎに入渓したのは日の当たらない沢。ウェットウェーディングだと「うっ」と怯むくらいの冷たさでなんとなく嫌な予感・・・。
数十メートルロッドを振っても無反応。嫌な予感ほどよく当たります。こんな時は深追いしません。
ところどころ川面に日が当たる下流へ移動すると、すぐに「ピシャッ」と可愛い反応が。
魚に食い気があることがわかってひと安心。
それでも脱渓点までチャンスはとても少なく、釣果は1匹だけ・・・。
流れの緩い岩陰からブラックパラシュートを咥えたのはアマゴでした。

イブニングは師匠おススメのポイント、里川へ下りライズの難しさを痛感。
「おっ!」と期待する大きなありましたが、自作毛針はスルー。
食えるサイズは手に入らず、うなだれて野営地へ。



釣果はアレだったけど、焚き火と酒があれば、ね。


熊糞の散見する野宿地の朝5時。
肌寒さと曇り空に、行きの期待はしんなり萎み、コーヒーと簡単な朝食で10時までダラダラ。


濡れるスタイルで川に入る気力が失せて、足に合わないウェーダーを着たのがまずかった。
歩くのがツラいし相変わらず魚の反応は無いしで、山釣りは断念。

里川に下り日当りのいい本流を釣り上がるも、チビアマゴが1匹のド貧果・・・。
さらに足痛ピークで踏ん張りができずに頭まで水に浸かる転倒。
これからがいい時間の午後4時ではありましたが、もう気力が無くなりました。




すすきの河原にひんやりとした山のそよ風。
季節の変わり目をじんわり感じる山の釣り。
今年もいつもの場所で過ごせたこと、それだけで感謝です。

帰り道。村の公園でコーヒーを沸かして飲んでると、地元のじいちゃんがちょこんと隣に座りました。
「こんちわ」の挨拶から始まった、米の収穫とかのなんでもない会話。のんびりとしたリズムの話し方とのどかな風景がとても心地よく、これだけでも来たかいがありました。