長野の某河川1,400mあたり。自然渓流では今年最後の岩魚釣りです。
入渓点の滝は左から。時間はお昼12時。
滝を登るとしばらくは滑りやすい一枚岩のナメが続きます。
ヌルヌルのうえ、黒い岩で川底が見えにくいので気をつけていたのに、ツルンと・・・。ほとんどロッドを振っていないのに、全身ずぶ濡れ。谷でひとりヒーヒー言いながら、落ち込みの泡脇を狙うと「ピシャッ」と反応有り。まだドライフライでいけますね。
経験則ですが、入渓してすぐに反応がある時は「ボ」が無いです。
思った通り、一枚岩でも落ち込みの泡脇から小さいサイズがポツポツ釣れ始めました。
倒木はありますが、遡行が難しいところはありません。
基本、左側を進むとこんなところが数カ所。
なにも潜んでないよね・・・。
時期的なこともあるので、ビビリながら鈴をリンリン鳴らして。
それでもポイントがあると、恐怖心より釣り気が勝つ悲しい性。どこから攻めようかとラインを伸ばしながらポイントを見定める間は、獣の怯えもどこへやら。
突然の雨も岸に咲く花も、今年この沢、一度きりの思い出です。
ふたつめの滝が見えると脱渓点の堰堤まであとわずか。
2時間ほどで沢も終盤です。
写真中央の澱みからは、今回の最大サイズ。(とはいっても24cm)
3匹出て、1匹はテンションをかけ続けられずバレた・・・。反転する魚体がデカかった。
魚を弱らせたくないのとハンター的な獲物を穫ったぞっぽいイメージが嫌なので、普段は写真を撮らないんですが、たまたま草の上でじっとしていたのでパシャリ。
リリース前提だと早く戻すことに焦って、写真撮るのも楽しくないですねぇ。
これで今年の自然渓流は終了です。
後ろ髪挽かれる思いで堰堤右側から脱渓。
今年も尺上は釣れなかったなぁ・・・。
冷えた体を温泉で癒して、「渓流」で乾杯。
来年も、また!