2014-09-05

【思い出のバイク】KAWASAKI AR80




これも解体屋のような風体の川辺オートサービスで、'87年に手に入たAR80。
テールカウルのデザインがKH風な初期型です。
きれいにガンメタに全塗装された外装で、バッテリーも生きていて機関も手入れ無しで乗り出しできた川辺では珍しい個体。たしか、10,000円前後だったような・・・。

最高速は頑張って110km/hほどだった記憶がありますが、華奢な50ccの車体に80ccのエンジンですからキビキビ走りました。加速の良さが気持ちよかった。
見た目以上によく走るのが80ccクラスですね。この空冷エンジンはKS1/2に受け継がれていきました。

いっちょまえにユニトラックのサスですが、当時10代の坊主にはその良さがわかるはずもなく・・・。
ただ、カブに付いてるようなパターンのタイヤで大丈夫かなぁと、心配ではありました。



走り出せばそんな不安も忘れて、独特な共振音の空冷2ストロークをビィーンと全開。
幅は細いけど、前後18インチタイヤは癖もなく素直でした。
いつツルッとタイヤが滑るか怖くて無茶な走り方はしてませんが。

頼りないスッカスカな車体が30年近く経つと潔く見えます。
軽いバイクって気持ちも楽になるしね。