2015-07-30

2015年夏 爆釣ツーリング


7月の平日に仕事仲間と一泊ツーリングに出かけました。
目的地は平湯キャンプ場。
奥飛騨なら釣り道具は必須です。
期待を胸に・・・。(長文失礼)

関東組はワタクシとBMW R65の雑誌ライターK氏。
早朝3時半集合で調子よく中央道を北へ。
山梨に入ってトンネルを越えると、いきなりの豪雨。
雨粒の大きさが半端なくでかく、水しぶきで視界が真っ白になる程。
一瞬でずぶ濡れで、もう笑うしかない。
真夏とはいえ、これから標高を上げていくし、まだ夜明け前。
寒いんじゃねか?
いきなりの災難ですが、これだけでは終わりませんでした。
走行中に「パンッ」という音がしてK氏のR65がのマフラーから煙が吐き出され、
失速して路肩に停車。
すぐに再始動するんですが、これを数回繰り返してなんとか松本インターまで。
雨でリークしたかと、プラグコードを少し切ったりの路上整備。
エンジンケース内の点火系部品だとお手上げです。
ガソリンタンクのキャップも怪しい。
豪雨&タンクバッグで空気穴が塞がれた可能性も。
とりあえずタンクバッグをリアにくくりつけて様子見です。
一般道に降りてからは症状は出ず、予定より1時間遅れの8時半に平湯キャンプ場に到着。

こちらのキャンプ場、受付は朝8時からでチェックアウトは翌日昼の12時。
バイクなら1泊¥1,000とリーズナブル。
敷地は広くてサイトは平らに整地してあります。
でトイレ(和・洋)も綺麗だし直火OK。
駐輪場脇にテントが張れるので、荷物運びの手間も無し。
硫黄温泉の「ひらゆの森」までは歩いて10分ほど。
標高約1,300mで涼しいし、天然木の広葉樹が清々しいロケーション。
連休だと8時の受付開始から行列ができるそうです。
人気があるのも納得。

ささっとテントを設営したら、ワタクシは釣りへ。
昼過ぎには戻る予定なので、規模の小さな某支流でロッドを振りました。


振る、とはいってもほとんどがラインは50cmほどしか出せないリーダーフィッシング。
写真はまだ開けているんですが、倒木と沢に覆いかぶさるボサがひどくてエアーライト10本継6.9ftのショートロッドでも相当難儀な遡行です。
が、ポイントから出るわ出るわ。


(カエルも。いまだに慣れず、足を置こうとした岩に居るとビクッとする)
巻き返し・流心・溜まりと、どこからでもイワナがゆったりとドライフライを咥えます。


最大サイズは27cmほど。小さな沢にしては良いサイズ。
22cm前後は途中で数を数えるのが面倒になるくらいの爆釣です。
200〜300mくらいの距離で20匹は越えました。
豪雨の後なのが良かったんでしょうか。
あるいは周辺には快適な川がたくさんあるんで、
こんなボサ川は好んで来る人がいなんでしょうか。
普段シブい釣行が多いので、イワナが湧いてくるような気分です。
集落からほんの少し離れた距離にこれだけのイワナが生息している奥飛騨。
自然の豊かさを実感します。



期待以上の釣果で、今宵の宴会に4人分の塩焼き用4匹+骨酒用1匹をキープしてキャンプ地へ。


冷えた体をひらゆの森の硫黄温泉で温めて、ビールで乾杯!
焚き火の楽しさを知ったK氏とI編集長に火守りをおまかせして、イワナの骨酒を飲み終える頃には疲労限界。
締めに焚き火の友、ボウモアを舐めて就寝。


翌日も快晴!
青い空と入道雲。
この鮮やかな景色とバイクがあれば、いつでも「あの頃」に戻れます。

やっぱキャンプツーリングはいいなぁという爽快な気持ちは、塩尻峠まで。
またしても突然の雷雨でずぶ濡れです。
雷の音にビビリながら、視界の悪くなった中をとにかく前進。
奈良から参加のカメラマンと別れの挨拶もそこそこに、岡谷インターから諏訪SAに避難。
スマホのアプリで確認すると、雨雲は岡谷周辺のピンポイントです。
酷い目にあいました・・・。
地球は大丈夫なんでしょうかね。
という規模の大きな心配よりもK氏のR65の調子が気になりますが、無事に解散地の高井戸まで走りきりました。

トラブルを含めていろんなことが起きるのがバイクツーリング。
まだまだ楽しみますよ。