2009-07-06

奥多摩水系3日目

丹波山村の道の駅に併設された「丹波山温泉のめこい湯」で朝風呂。
加温無しの源泉掛け流しの湯は、かすかに硫黄臭とホンモノ。
風呂上がりに無料のお芋と鹿肉のフライ(100円!)、
ソフトクリームの朝食とのんびり。
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鹿肉はやわらかく淡白なお味。

民俗資料館で勉強して丹波山村が金山の集落であったと知る。

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山深い場所なのに大きな川が流れているからか、閉塞感が少なく居心地がいい。
村から塩山方面の上流へ行くと渓谷となり、
昼でも薄暗く降りるのにも登るのにも難儀した。

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泉水谷の林道入り口で出会った鉈持参の白髪の釣り人に釣果をきくと、
テンカラでなんと18匹。
これでも昔ほど釣れないんだそうだ。
様子をみてみようと泉水谷に入渓。
瀬も淵も多くフライロッドも振りやすい。
リリースサイズのイワナを2尾と、先行者がいたのになかなか。
気がつくと7時近い。
初めての場所。真っ暗になる前に林道へ上がらないとマズイ。
滝まで行けば脱渓できると言われていたが、
渓谷の暗さにあせって適当なところから高巻いた。
この判断が間違いと気づいたのは崖の中腹で登るも降りるも困難になった時。
土砂の流れた跡にへばりついたまま気持ちを落ち着かせ、
ヘッドライトを付け曇るメガネを外す。
ゆっくりと背中にしょった竿をバラしていたら先端をポロリ谷底へ・・・。
手が自由になったとこで木の生えた斜面まで横に移動する。
つかめるものはトゲのある木でもつかんで登ると、
ようやくガードレールが見えた。
泥まみれの傷だらけでアスファルトに座り込む。
助かった・・・。
と、ガサガサッと鹿が走り去る音に髪の毛が逆立つほど驚き、
林道をトボトボ下る。
午前中と対照的な緊張感は、
山をナメていたこととあせりが判断を狂わせたこと。
勉強になりました。