フライフィッシングを始めた頃は、覚えることが多すぎて毛針の種類まで選べるレベルではなかった。
いまも、まぁ、そうなんだけど。
それでも、師匠のアドバイスやらネットやら実体験で、必要な毛針を限定できるようにはなってきた。
はじめに大きさや色を変えて揃えたのは、万能といわれるカディス。
次にパラシュート。というのも、とある沢で魚籠一杯に魚を釣っていた年配テンカラ師の毛針を見せていただいたら、大きさの違いの黒いパラシュートだけだったため。(彼は手巻きであった)川幅5mに満たない薄暗い谷で好んで釣るようになると、ピンクのマーカーが見やすいし。
それでミッジといわれる小さいのや、視認性の悪い色はほとんど使わなくなってしまった。
いまはこれに、イブニングで視認性のいい12番くらいのホワイトウルフと、ロイヤルコーチマンが定番。(最近は昼間でもこればっか)
マッチザハッチでは昆虫採集のような根気が必要らしいけど、そこまでは・・・でここに落ち着いた。
毛針なんかどれでも釣れるしどれでも釣れないと、薄々感じているし。
立ち話程度でお互いのフライボックスを見せあい、ほ〜、ふぅ〜んと肯定とも否定とも取れないやりとりもおもしろい。
ま、釣れなきゃ言い訳を考えて。
そんなこんなでフライボックスの毛針を見ながら、渓流を思い出しての家飲みも楽しいもので。
次はこのアプローチで、こう流そうとイメージトレーニング。シーズンはあとわずか。