2013-08-17
KHS F20R エラストマー交換
調子に乗ってKHS F20Rのリアサスペンションを交換してみました。
とはいっても衝撃吸収はエラストマーという樹脂製のダンパーがあるだけの、ほぼハードテイルといっていい構造です。
いままで乗り心地の善し悪しを感じることはありませんでしたが、購入からずいぶん経っているのでそろそろかと。
自転車をひっくり返して六角レンチでサス本体の裏蓋を外すと、エラストマー(赤い棒)が見えます。
引っぱり出してみると、先端に金属片がたくさん付着してました。
うわ、内部でいけないことが起きているかも・・・。
このまま新しいエラストマーを挿入するわけにもいかなくなったので、サスペンション本体全てを外して点検してみます。
サス本体は大きく二つの部品に別れます。
手順は・・・
●リアブレーキのボルトが邪魔になるので外す
↓
●サスのアルミ部分のキャップを手で回して外す(ゴムブッシュ(?)が付属しているので手応え有り)
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●サス本体の固定ボルト3ヶ所を外す
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●クリッププライヤーでサス中心部のピンをずらす
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●サスをずらす
↓
●クリアランスができるのでサス先端の黒い部品を手で外す
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●アルミ部品を外す
外したボルトと丸いピンがが錆びていたので、トイレ掃除の定番「サンポール」漬けで錆落し。
30分ほどでまぁまぁきれいになりました。
食器洗剤で洗って中和させ、念の為パーツクリーナーでさらに洗浄。
ボルトの頭は薄くグリスを塗って錆び止め効果に期待します。
ボルトのネジ山とエラストマーにグリスアップ。
エラストマーは樹脂製なのでラバーグリスがいいようです。
もともとは赤いグリスが塗られてました。
さぁ、組上げてエラストマー挿入。
ん? 入りきらないぞ。
古いエラストマーは新品に比べ5mmほど短くて変形してますが、経年変化だと思ってました。
どうやら裏蓋を締込んでいくと収まるとのこと。
やってみたところどこまでも締込んでしまいます。
適当な位置で止めるということのようで、結構アバウトですな。
元々止まっていたツラ位置で止めときました。
外したエラストマーが短かったのは締込んだため?
異音もががたつきもなかったので、それほど劣化してなかったのかもしれません。
外した時の金属片はアルミの裏蓋が削れたものだと思われます。
F20Rの年式でエラストマーに互換が無いこと、赤と緑で対荷重に違いがあることが注意です。
新車購入時に2本買い置きしておいたのが赤なので、これがデフォルトなのかな?
交換後の乗り心地は・・・、正直よくわかりません。
達成感からくる「気持ち」的な爽快さはありました。
ボルトもきれいになったしね。