80歳を超えた親父。
まだ元気なうちに旅行しとこうと、秋の飛騨地方へ出かけました。
ぴーかんの天気に紅葉真っ盛り。
10月半ば過ぎで寒いかと着込んできたけど、長袖シャツ一枚でちょうどいいくらいの暖かさでした。
乗鞍の一ノ瀬園地あたりでブルーシートを広げてのランチは、松本で買った竹風堂の栗おこわ。
国産栗だけを使った優しい味で美味い!
食後はコーヒー好きの親父にと、豆を挽いてのコーヒータイム。
小学5年生の時に親父と登った乗鞍を眺めながら、穏やかな天気にも恵まれてのんびりした時間が流れます。
食後の散策は
現役時代は測量や森林管理で山に登っていた親父も、いまは遊歩道もゆっくりとしか歩けません。だけど、街とは違う清々しい表情。
爽やかな森の香りに、色とりどりの景色を楽しんでいるようでした。
ボクも落ち着いて紅葉を見ていたんですが、つい池に魚がいないかと探してしまう・・・。
と、いました。7cm前後くらいのおチビがたくさん。
小さすぎてよくわからないけど、1,500mくらいの標高なのでイワナかな?
ホントは親父の趣味のスケッチをする予定でしたが、宿の時間もあるので写真だけ撮って移動。
宿では塩尻の銘酒「美寿々」のひやおろしで乾杯。
最近はあまり量を飲めなくなったようですが、旅の気分もあったんでしょうか、お互い楽しい杯になりました。
二日目は禁漁期の蒲田川を恨めしく眺めつつ、新穂高ロープウェイへ。
比較的空いている第二乗り場から乗車しました。
それでも平日だというのに2本待ち。やはり紅葉時期ですね。混んでます。
割引券使っての第二乗り場から往復運賃は、一人2,500円。
それに駐車場代600円がプラスされます。
標高も値段も高い・・・。
それでも、雄大な山並みが汗一つ流さず眺められるんですから。
展望台でスケッチができるのではと期待してましたが、人が多くてそんな雰囲気じゃないですね。
それにしても威厳を感じる奥飛騨の山。
この自然がイワナを育んでいると思うと感謝です。
この度の目的だった、親父のスケッチはできませんでした。
ゆっくり歩く両親を見ていると、また来年来よう、と。
その時は、シーズン中にフライロッドを持って。
親父はスケッチ、ボクは釣り。
川辺でコーヒーを淹れて。